全がん協加盟施設の生存率協同調査
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栃木県立がんセンター(2001〜2003年症例)


胃がん(C16)5年相対生存率
特にコメントはありません。

大腸がん(C18-20)5年相対生存率
臨床的ステージIVの生存率が他施設よりも低い理由:切除不能例が選択的に紹介されてくることによる、低切除率(約30%)が影響していると考えています。臨床的ステージIIとステージIIIの生存率が逆転している理由:臨床ステージIIのなかには病理ステージIII、IVが20%強含まれており、逆に臨床ステージIIIのなかには病理ステージI、IIが30%強含まれているという、術前診断の正診率が低いことが影響していると考えています。大腸癌の治療成績を検討する場合は、ある程度は治療法を揃えて、かつ病理ステージで比較することが不可欠と考えています。

肺がん(C33-34)5年相対生存率
肺がんは他の癌腫と比較すると手術施行率が比較的低い癌腫です。手術以外に放射線治療単独や放射線化学療法、化学療法単独など治療は様々です。手術率の差は患者背景の違いによるものと、施設間の治療方針の違いによるものがあると思われます。施設間での治療成績の差をより正確に比較するには各病期における手術症例とそれ以外の成績を分けた生存率も併記して比較した方が良いのではないかと思います。

乳がん(C50)5年相対生存率
特にコメントはありません。

子宮頸がん(C53)5年相対生存率
当科では広汎全摘実施率が低く、放射線治療率が高いため、手術率がいくらか低くみえています。相対生存率値は他院データ分布の中間の値であると思われます。II期III期症例数とII期III期生存率の他院データ分布とのいくらかの乖離は、臨床進行期判定における精度管理の問題を示唆するものと考えます。

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