【動画】会長あいさつ(2分50秒)
全国がんセンター協議会の活動目的、目指す方向についてご説明しています。
加盟施設間の情報交換・連携強化
がん患者がより良い医療を受けられる環境を
全国がんセンター協議会(通称「全がん協」)は、昭和40年に発足した「全国がん(成人病)センター連絡懇談会」を母体としています。その後、構成施設の緊密な協力により、わが国におけるがんの予防、診断および治療等の向上に資することを目的として、昭和48年に設立されました。平成26年7月1日現在、全国32ヵ所の、専らがんその他の悪性新生物の医療、調査研究および研修を行う公立病院またはこれに準じる医療施設で構成されています。
近年、がんの診断、治療法は大きく進歩しており、各種がんの5年生存率も大幅に改善しています。にもかかわらず、がんは日本人の死因の第1位で、年間およそ68万人ががんにかかると推定され、34万人ががんで亡くなっています。
こうした状況の中で、平成19年4月より「がん対策基本法」が施行され、地域のがん診療の中核となるがん診療連携拠点病院の整備が全国的に進められています。本協議会の加盟施設は、すべてこのがん診療連携拠点病院に指定されており、地域の診療を推進することに加え、がん医療に十分な実績を有する専門施設として連携して、臨床研究フォーラムの開催やがん専門医の養成をはじめ、情報発信や政策提言などの活動を通して、がん医療の向上を図っています。
このホームページを通じて国民の皆さまに本協議会の活動内容を理解していただき、ご支援を賜れば幸いです。
全国がんセンター協議会
会長 中釜 斉
(国立研究開発法人国立がん研究センター理事長)