活動報告
2025.05.12
山形県立中央病院と国立がん研究センター中央病院の2施設間での人事交流を行いました。

全国がんセンター協議会は新たな試みとして、人事交流を目的として2施設間での人事交流を行っています。
2025年3月14日、山形県立中央病院は7名(医師4名、看護師2名、薬剤師1名)の任意研修生を国立がん研究センター中央病院に派遣しました。
各研修生からの感想
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国立がん研究センター中央病院呼吸器外科で5日間研修させていただきました。
多くの手術に入らせていただきながら、国内随一の症例数を誇る先生方の技術や周術期管理、診療システムなどを学ぶことができ、大変勉強になりました。
素晴らしい指導医の先生方に加え、同年代の先生方の活躍にも刺激を受け、再会を願いつつ自分も頑張ろうと大いに励みになっています。
貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
(医師Aさん) -
肝胆膵外科で1週間研修させていただきました。
豊富な手術症例に対応するための診療体制が整備されており、外科医はより手術に集中できる環境であると感じました。
学術活動や治験などを行う機会も多くあるとお聞きして、最先端のがん診療を学べる点が魅力的だと思いました。同年代のレジデントの先生方の仕事を拝見し、自分自身の今後の診療や進路の参考になりました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
(医師Bさん) -
このたび1週間にわたり、消化管内科および内視鏡科でお世話になりました。
消化管内科では、数多くの治験や臨床試験が精力的に行われており、数年先の治療を創り上げている現場を目の当たりにすることができました。
また、内視鏡科では海外からも多くの研修生が訪れ、さまざまな臨床試験を並行して行いながら、日々の検査や治療に取り組んでおられる姿が印象的でした。
自らの進路やキャリアを考える上で、非常に刺激的で学びの多い1週間となりました。
この貴重な機会を提供してくださったスタッフの皆さま、そしてご指導いただいた先生方に、心より感謝申し上げます。
(医師Cさん) -
緩和医療科での研修では、各分野の専門職の方々から、実践的かつ多角的な視点で学ぶことができました。
外来支援やチームカンファレンスを通じて、全人的ケアの重要性と実際の連携のあり方を深く理解することができ、大変有意義な経験となりました。
ご多忙の中、丁寧にご指導いただいた研修指導者の先生方に心より感謝申し上げます。
今回の学びを今後の自施設での診療に生かしていきたいと考えております。
(医師Dさん) -
ご多忙にもかかわらず、時間をさいてご対応いただきありがとうございました。
他院の状況について、実際お聞きする機会が少ない中、がんセンターの取り組みや対応を知ることができ、自院でできていることや、課題とすべきことを確認することができました。
また、認定看護師として、スタッフ指導の課題も共通していたことは、地方だからではない現状も知ることができ大きな学びとなりました。
(看護師Eさん) -
私は外来化学療法センターで勤務しており、国立がん研究センター中央病院との人材交流事業研修で、通院治療センターの運営方法や投与管理や曝露対策についての取り組みを学ぶことができました。
IVナースの育成についても、カリキュラムはとても参考になりました。
がん医療の中心的病院の現場を実際に見ることができ、私にとってはとても有意義な研修でした。
今回の学びを自施設で取り入れられるところを実践していきたいと思います。
(看護師Fさん) -
5日間の薬剤部研修では、薬剤師診察前面談の導入に向けて必要なことを学びたいと思い研修に臨みました。
各担当薬剤師の先生に丁寧に教えていただき、実際の薬剤師診察前面談にも同席させていただきました。
当院での導入にはマンパワー不足など大きな問題は山積していますが、安全ながん治療に薬剤師が貢献できるよう、今回の研修を日常業務に活かしたいと思います。
ご指導いただきました先生方ありがとうございました。
(薬剤師Gさん)